ロータリーの「職業奉仕」部門では、「 すべてのロータリアンが倫理と高潔さをもって仕事にあたり、職業の知識やスキルを社会のニーズ解決のために進んで役立てること 」を重視しています。また、「四つのテスト」もロータリー会員にとっての重要な指針となります。以下に「倫理的ジレンマ」が生じる一つの事例をご紹介します。
「あるクラブには、さまざまな背景、宗教、民族性を背景とする多様な会員がいます。数名の会員は時事問題に関心を寄せ、地域社会での社会的不平等に取り組むための行動を起こそうと考えています。しかし、ほか数名の会員は、社会的不平等が政治的な問題で、論争が起きやすい主題だと考え、クラブで行動を起こすことに反対しています。この意見の相違によってクラブ内に緊張が生じており、一部の会員は疎外感や動揺を感じています。クラブの社会奉仕委員長は、すべての会員の声を聞き、全会員が賛同できるクラブの奉仕プロジェクトを実施したいと感じています」
あなたがこのクラブの社会奉仕委員長だったら、どのように対応しますか?
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